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Report レースリポート

2010 FORMULA NIPPON RACE REPORT

第4戦 ツインリンクもてぎ

予選
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2010年8月7日(土)
天候:晴れ
予選結果:
 #31 山本尚貴:4位
 #32 小暮卓史:PP
観客動員数 : 8,000人

小暮渾身のアタックでPP獲得!山本はルーキーイヤー自己最高の4番手で決勝へ

朝こそ雲が上空を覆ったが、走行開始時刻には雲ひとつない晴天に恵まれ、猛暑となった予選日。朝のフリー走行では小暮がトップタイム、山本が2番手タイムをマークし、順調なスタートを切ったNAKAJIMA RACING。

ノックダウン方式で行なわれた予選。2台はQ1、Q2を難なくクリアし、迎えた最終セッション。山本は走行終了6分前にコースインをし、今季自己最高位の4番手タイムをマークした。

小暮も残り4分の時点でコースイン、渾身のアタックをし、見事開幕戦以来今季2度目のポールポジションを獲得した。

明日の決勝、NAKAJIMA RACINGは1、4番グリッドから表彰台を狙う。


チームディレクター 藤井 一三コメント

緊迫した予選だったと思います。どちらかというと山本のマシンのバランスがよく、順調にQ3まで進出し、もう少し上のポジションを狙えたかもしれませんが、ルーキーで4番手タイムというのはよくやったと思います。一方の小暮は、若干マシンのバランスが取れず、最後のQ3までセッティングを詰める状態でしたが、うまくまとめて久しぶりのポールポジションを獲得することができました。明日のレースでも良いコメントができるように頑張ります。


#31 山本 尚貴選手コメント

ここ2戦Q2で敗退したのでQ3に進出出来るマシンを用意してくれたチームに感謝しています。マシンの調子はいいですし。決勝でも自分らしく落ち着いていけば必ず表彰台に上がれると思っているので、ベストを尽くして頑張ります。


#32 小暮 卓史選手コメント

ここ何戦か、調子は悪くなかったのにちょっと歯車が噛み合わず、結果が残せていなかったので、今日はとてもハッピーです。短いインターバルの間にたくさんのメニューをこなしてくれたチームに感謝します。明日は楽しみながら攻められるだけ攻めて、『僕らしい』レースをしたいと思います。




決勝
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2010年8月8日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 山本尚貴:4位
 #32 小暮卓史:2位
観客動員数 : 16,000人

山本が自己最高の4位フィニッシュ!小暮は順位落とすも終盤の逆転で2位チェッカー

昨日に引き続き猛暑に見舞われたツインリンクもてぎ。

ポールポジションからスタートした小暮は、1コーナーまでに2番手スタートのロイック選手に先行されてしまう。4番手スタートの山本も、後続の2台に抜かれ6位までポジションを落としてしまう。追い上げようとするも、右フロントタイヤにスローパンクチャーが発生し、ペースを上げることができず、苦しいレース展開となった。山本は29周目にピットインをし、タイヤ交換と給油を行ないコースに戻る。トラブルが解消された山本はトップと同等のラップタイムを刻み、追撃するも、それまでの差をなかなか挽回することができず、他車のリタイアなどにより2ポジションアップの自己最高位の4位でチェッカーを受けた。一方の小暮は33周目にピットイン、タイヤ交換と給油をやや長めに行ない、3位でコースに復帰する。レース終盤51周目、バックストレートから最終コーナーにかけて2位の平手選手をオーバーテイクしそのまま2位でチェッカーを受けた。


チームディレクター 藤井 一三コメント

小暮はスタートでロイック選手に先を越されたのがすべてですかね。最後に見せ場も作って小暮らしさはアピールできたと思います。山本もスタートで2台に先行されてしまいました。2周目からフロント右タイヤがスローパンクチャーしたみたいでペースが上げられず苦戦しましたが、給油とタイヤ交換をしてからはトップと変わらぬラップタイムで最後まで走りました。評価していいと思います。次につながるレースが出来たと思います。


#31 山本 尚貴選手コメント

スタートで出遅れてしまい、ポジションを2つ落としてしまいました。その後前半のスティントでペースが上がらず、苦しい展開が続きましたが、ピットインしてタイヤ交換後はペースがよくトップと遜色なく走れていたので、自信が付いた部分もあれば悔しい部分もありました。暑い中最後まで応援してくださった皆さんのおかげで最後までプッシュして走れました。応援ありがとうございました。また次も頑張ります。


#32 小暮 卓史選手コメント

スタートはホイールスピンが多くて不本意ながら1号車にパスされてしまいました。序盤はペースがすごくよかったのですが、20周目ごろからタイヤのタレが酷くて、ペースを上げるのが難しくて前のマシンとのギャップが広がってしまい、それが最後まで響いてしまいました。ピット作業はチームが最高の仕事をしてくれ、3位でコースに復帰しました。

2セット目のタイヤがよくて、いいペースで走れました。残り3周のV字コーナーで相手のミスがあり、90度コーナーでパッシングすることができました。最終ラップもベストタイムを記録できてマシンのポテンシャルを証明することができたと思います。もちろん優勝したかったけれども、2位という結果はあまり悲観的には思っていません。シーズンを考えればトップと1ポイント差まで詰められたし、残りのサーキットは自分が得意とするコースが続きますしいい流れがこちらに来ていると思います。この調子でポイントランキングトップに食らいついていき、最後にはチャンピオンになれる自信があります。次の菅生も応援よろしくお願いします。


中嶋 悟 総監督

まず、山本が予選も決勝も4位で終わったことは素晴らしいことだと思います。スタート後の第1スティントは、右フロントタイヤのスローパンクにも関わらず、粘り強く順位をキープし、タイヤ交換後、素晴らしいスピードで逃げ切り4位を獲得しました。また小暮に関しては、スタートで2位にドロップしたあと、少しタイヤのプレッシャーの上がりに苦しみトップには引き離されたけれども、タイヤ交換後一旦前に出られた平手選手をあと1周というところで抜き去り、2位を獲得しました。この結果ポイントリーダーのオリベイラ選手と1点差までに追いつくことができたので、次戦菅生からまたリセットし、チャンピオンを目指します。応援よろしくお願い致します。


※次回のレースは9月25日・26日の菅生ラウンドとなります。

※テレビ番組放送予定
8月13日(金)23:00-23:55 BSフジ「フォーミュラ・ニッポン2010」





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