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Report レースリポート

2014 SUPER FORMULA RACE REPORT

第2戦 富士スピードウェイ第2戦 富士スピードウェイ

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2014年5月17日(土)
天候:晴れ
予選結果:
 #31 中嶋大祐:Q1:12位/Q2:14位
 #32 小暮卓史:Q1:19位/Q2:-
観客動員数 : 9,000人

トラブルが続き、不本意な予選結果に

不本意な結果となってしまった開幕戦から1ヶ月が経過し、迎えることとなった第2戦。今大会は2レース制で実施され、それぞれ25周回と35周回のレースとなる。迫力満点のスタートシーンを1度に2回も見ることができる上、富士スピードウェイ特有の長いストレートで超高速スプリントバトルが展開されると予想され、一瞬たりとも気の抜けない2レースとなる。5月12日に発表された中日ドラゴンズとのチーム間提携後、初レースとなり、多くのレースファンにもドラゴンズファンにもいいところを見せたい。

朝から快晴で、過ごしやすい気候となった予選日。昨日行なわれた1時間のフリー走行から思うようにメニューを進められないNAKAJIMA RACINGの2台だったが、予選でもそれが続いてしまう。Q1開始早々に2台ともにコースイン、早速ウォームアップを開始したが小暮はマシンの不調を訴えピットイン。メカニックの作業ミスでエキゾーストを破損してしまい、予選続行は不可能と判断。19番手で予選を終えることとなった。
一方の大祐は最終アタックで12番手タイムを記録し、今シーズン初のQ2進出を果たした。Q2では早い段階でアタックするべく攻めた走りを見せていたが、プリウスコーナーでスピンアウトを喫してしまい、残念ながらQ3に進出することはできず14番手で予選を終えた。


チームディレクター 立住 正幸コメントチームディレクター 立住 正幸コメント

「小暮車については、チームのつまらないミスで走行を続行できない状況にしてしまい申し訳ない気持ちです。2台とも明日はなにがなんでも追い上げのレースができるように気持ちを引き締めて、どんな状況にも備えたいと思います。」


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「昨日火災に見舞われた影響もあり、朝のフリー走行では納得のいくタイムを記録できませんでした。予選Q1でも最初のアタックラップではセットアップに問題があり、とても乗りづらかったのですが、2回目のアタック直前に変更したセットアップが功を奏し、何とかQ2に進出することが出来ました。Q2では一か八かで思い切ってプッシュしましたが、プリウスコーナーで限界を超えてスピンをしてしまいました。Q2のスピンに関しては残念ですが、今週末の流れから考えると現状自分に出来る精一杯を出せたと思うので、後悔はありません。明日のレースも精一杯頑張ります。」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「悔しさばかりが込み上げてきますが、決勝レースにこの気持ちをぶつけられるように、万全の体制で2レースともに挑めるよう、チームと協力して準備をします。」




決勝
会場:富士スピードウェイ
日付:2014年5月18日(日)
天候:晴れ
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:Race1:9位/Race2:14位
 #32 小暮卓史:Race1:リタイア/Race2:DNS
観客動員数 : 14,500人

大祐は我慢の走りで2レース完走、小暮はマシン出火でレース終える

NAKAJIMA RACINGにとってはまたしても悔しい予選となってしまったが、今回の2レース制というレース方式をうまく戦って上位を狙っていきたいところ。今大会は2レース制のため、朝のフリー走行は行なわれず9時25分からRACE1のスタート進行が開始された。

まずはRACE1。大祐は12番グリッド、小暮は19番グリッドからそれぞれスタートを切る。うまくスタートを決め、オープニングラップを終えた時点で大祐は8番手、小暮は12番手にジャンプアップ。しかし、その翌周に小暮がエンジンの異常を訴えると、その直後にマシンから出火、コースサイドにマシンを止めてここでレースを終える。
一方の9番手を走る大祐は8位争いを展開しながら、レースを進めていく。なんとかポイントゲットを狙って前に食らいついていくも抜くには至らず、9位でRACE1を終える。

続いて14時30分に開始されたRACE2だが、小暮車はRACE1のダメージが大きく、出走できない事態に。一方の14番グリッドからスタートした大祐は早々にピット作業を行なうマシンがあり、順位を少しずつ上げながら懸命に周回を重ねていく。10周を過ぎた頃から上位陣も続々とピットインをしていく中、大祐は15周目にピットイン。メカニックは素早いタイヤ交換を行ない、コースに送り出す。ほとんどのマシンがピットインを終えたころには12番手を走行。さらに上位を狙って、プッシュし続けるも、逆にオーバーテイクされ順位を落としてしまう。その後も後続のマシンに追われながらの走行となったが、なんとかポジションを守り切り14位でRACE2を終えた。


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「レース1では良いスタートを切って、1周目で8位まで順位を上げることが出来ました。2周目の1コーナーではリウッツィ選手に抜かれてしまったのですが、レース前半のペースは僕の方が良かったので、レース終盤には仕掛けることが出来るはずだと考えていました。しかし終盤には逆に自分のリアタイヤがきつくなってきてしまい、結局最後まで順位を上げることが出来ませんでした。ポイント獲得まであと少しだったので、悔しいです。レース2は次々とポジションを落とす展開となり、とても苦しいレースになりました。ペースが上がらなかった原因を早く突き止め、次回までに改善できるようにチームと協力していきたいです。ご声援ありがとうございました。」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「RACE1でのマシンのダメージが思いのほか大きく、RACE2に出走できないという受け入れ難い状況となってしまいました。次戦に向けて、改良すべき点を洗い出して、2か月後にはちゃんとバトルができるレースをするため、全力で取り組んでいきたいと思います。応援してくださった方々には本当に申し訳ない結果となってしまいましたが、この悔しさを晴らすようないいレースをお見せできるよう引き続き頑張りますので、次戦もご声援をよろしくお願いします。」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「小暮車はレースに出走することができないという非常に残念な状況となってしまい、ご声援をいただいている方々には本当に申し訳ない思いです。苦渋の決断でしたが、次戦に向けて原因の追究と解明を行ない、万全の体制で次戦に臨めるようにしたいと思っております。同じく大祐車にもトラブルが出てはいますが、何とか2レースとも走り切ることができ、次に向けての収穫もありましたので、これを無駄にしないように次のレースも戦っていきたいと思います。今大会もたくさんのご声援をいただき誠にありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します。」

※第2戦は7月12、13日に富士スピードウェイにて開催されます。




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