Report レースリポート
第9戦 富士スピードウェイ
会場:富士スピードウェイ
日付:2025年10月11日(土)
天候:雨
観客動員数 : 18,500人
予選結果:
#64 佐藤蓮:5位
#65 イゴール・オオムラ・フラガ:8位
決勝結果:
#64 佐藤蓮:5位
#65 イゴール・オオムラ・フラガ:8位
止まぬ雨の中で進行と中断を繰り返す、天候に翻弄された第9戦。
2025シーズンも残すところ、この2レースを含んで4レースとなったSUPER FORMULA。PONOS NAKAJIMA RACINGの2台は、ここまで速さは見せているものの優勝には手が届いていない。少しでも目標に近づいていけるように、この2レースでもベストを尽くして上位を目指していく。第9戦が行なわれる土曜日は予報通りの雨で、公式予選はウェットコンディションのなか行なわれた。まずは、Q1のAグループで佐藤 蓮がアタックをして6番手タイムで、Bグループではイゴール・オオムラ・フラガが5番手でQ2進出を決める。Q2は、終了間際にクラッシュした車両があり赤旗が提示されたまま終了する波乱となり、結果は佐藤が5番手、フラガが8番手となった。
決勝レースは依然として雨が降り続くなか、15時にセーフティカー先導でスタートを切る。セーフティカーランが続くが、雨はさらに強くなり6周目に赤旗が提示されレースは中断となる。しばらく中断したあと、セーフティカー先導でレースは再開。しかし、その後もコンディションは改善されず12周でレースは終了となった。結果、順位は変わらず、佐藤は5位、フラガは8位となり、規定周回には達していないため、それぞれハーフポイントが与えられた。
「天候には勝てず・・・です。主催者が決めたことなので残念ですが、気持ちを切り替えて明日のレースも頑張りたいと思います。」
「昨日、ドライコンディションの中のフリー走行で調子が良く、今日はウェットではありましたがいろいろと期待していました。結果的に、Q2はほとんどのドライバーがちゃんとしたアタックができない状況でセッションが終わってしまい、その中で僕たちは比較的いいポジションを得られたわけですが、天候の関係でちゃんとレースができずに終わってしまったことは残念です。今日のレースでしっかりとポイントを獲れていればチームランキング争いでもライバルに対して差を拡げられたと思います。ドライコンディションの予報になっている明日の方が、いい結果が望めるのではないかと期待しています。」
「Q2は新品タイヤで行くかユーズドタイヤで行くかの選択がありましたが、僕は新品タイヤを選びました。赤旗になったタイミングが一番おいしいタイミングではあったので、結果的にはユーズドタイヤの方が良かったのかなと思います。決勝は、ウォータースクリーンというよりも霧のような感じで、走り続けるのは難しかったです。明日も1レースありますし、安全第一で判断してもらったのは良かったと思っています。ドライコンディションで言えば金曜日のフリー走行で上位にいられましたし、イゴール選手の良いところなども参考にさせてもらいながら準備していきます。」
「今日、きちんとしたパフォーマンスを見せられたのは予選しかなかったですね。Q1はうまくセットアップがまとまっていなかったというか、それまでがドライコンディションでのセッションだったのでウェットコンディションでの一発目の走行でアジャストがうまくできていなかったところがあると思います。そんななかで、Q1はギリギリ通れたという感じです。Q2はアジャストしていったのでパフォーマンスは上がったと思いますが、アタックのポジション取りがうまくできませんでした。ちゃんとアタックできていれば、結構いいところには行けていたと思うので、そこは残念です。決勝は非常に視界が悪かったので、レースができる状況ではなかったと思います。明日はドライの予報ですし、僕たちのクルマはポジションによってパフォーマンスがあまり左右されないような強いクルマのイメージで作ってきているので、とても楽しみです。」




