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Report レースリポート

2025 SUPER GT RACE REPORT

第3戦 MALAYSIA FESTIVAL 2025第3戦 MALAYSIA FESTIVAL 2025

予選
会場:セパン・インターナショナル・サーキット
日付:2025年6月27日(金)
天候:晴
予選結果:3位

灼熱のマレーシアで奮闘!今季最高位グリッド獲得、決勝に期待高まる。

ゴールデンウイークに開催された第2戦から2ヶ月近いインターバルを挟み、唯一の海外戦となるマレーシアでの一戦を迎える。マレーシアでのレースは2013年以来12年ぶりの開催となり、赤道直下に位置するため灼熱の中での暑さ対策が欠かせない。今大会は通常よりも遅い時間に予選、決勝が行なわれるタイムスケジュールとなっている。前日の1回目の公式練習に続き、午前中に2回目の公式練習を終え、17時過ぎに500クラスの公式予選Q1を迎える。Q1は大草りきがアタックを行ない、3番手タイムでQ2進出を決める。続くQ2では伊沢拓也が担当し、公式練習のタイムを大幅に縮める果敢なアタックを見せ、同じく3番手で今シーズン最高位グリッドを獲得した。


監督 中嶋 悟コメント監督 中嶋 悟コメント

「暑いセパンでの予選、おかげさまで3番を獲得することができました。今年一番のポジションで嬉しいです。2人のドライバーが頑張ってくれました。明日はうまくレースをして最後にまた喜べるような内容になるようにみんなで力を合わせて頑張ります。」


伊沢 拓也選手コメント伊沢 拓也選手コメント

「今週は、走行タイミングなどの関係もあって、自分自身あまりタイムが出せていない状況で予選に臨むことになりました。結果として、自己ベストタイムを比べてみると予選Q2で4秒も上がっているのですが、そうなると走っている次元が全く変わってきます。そんな中、前回の富士大会予選ではミスしないことを重視して、あまり行ききらずに終わってしまっていたので、今日はとにかく行ききってやろうと腹をくくって、クルマとタイヤを信じて走りました。冬のテストでたくさん走らせてもらってもいたので、何百周と走ってきたすべてをここに注ぎ込もうと思って頑張りました。非常にプレッシャーのかかる場面でしたが、一つ仕事をやり切れて良かったです。このコースはタイヤのコンディションを整えるのが難しいのですが、一発の状況はいいので、明日の決勝はしっかりと表彰台を目指して頑張ります。」


#大草 りき選手コメント大草 りき選手コメント

「気温、路面温度がここまで高くない冬のテストと比べて、この週末はコンディション的には4秒ぐらい遅い状況でした。そこに対してクルマを合わせこむため、皆で考えて進めてきたのですが、昨日のフリープラクティス1でも3番手タイムとポテンシャルはあるものの、走っているフィーリングとしては「なぜタイムが出るんだろう?」という感触でした。そんな中でも少しずつ、皆で一歩一歩進めたおかげで2人ともいいタイムを出して予選3番手という結果を得ることができました。クルマもタイヤも、僕たちドライバーも、ほぼ100%を出せたのかなと思っています。僕自身は初めてのセパンでのレースなので、予選日としては上出来の結果だと感じています。明日もいいレースができるよう、しぶとく頑張っていきます。」



決勝
日付:2025年6月28日(土)
天候:晴
決勝結果:10位

酷暑のセパン、苦しい展開でも粘走。ペースを保ち次戦へつなぐ。

早朝に大雨が降ったが、この日も日中はほとんど雨が降ることもなく、ドライコンディションのなか、決勝レースは300㎞で争われる。気温は相変わらず高めで酷暑のなか、16時30分にレースはスタートを切る。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーは大草。大草は落ち着いてスタートをこなし、ポジションキープで1周目を終える。後続に迫られながらもポジションを守って周回していたが、7周目に1台にパスされると、10周目には6番手まで後退する。大草は暑い中の厳しい走行が続きながらも、懸命に周回を重ねていき、22周目にピットイン。伊沢にドライバー交代をしてピット作業を終え、11番手でコースに戻る。伊沢は30周を終える頃には10番手、500クラスの全車がピットインを終えると9番手に。伊沢は苦しい展開ながらもしっかりとペースを保ち我慢強く周回をしていたが、終盤で1台にパスされ最終的に10位でチェッカーを受けた。


監督 中嶋 悟コメント

「灼熱のセパンでのレースが終わりました。予選はいい結果に終わりましたが、本番は少しずつおいていかれた感じの内容となりました。それでも着実に進化していて上位陣に近づいていると感じているので、次戦も引き続きチーム一丸となって頑張りたいと思います。今大会もたくさんのご声援をありがとうございました。」


伊沢 拓也選手コメント

「結果として順位を下げることにはなりましたが、その中でも耐えられた時間がありました。今までそれができないことが多かったのですが、前回の富士大会から新しく使い始めたタイヤで、そういった走りができたことは収穫だと思っています。まだ2戦しかトライしていないタイヤの良いところと課題とがしっかりと確認できたのは良かったです。見た目の順位や内容と比べて、ライバル勢と紙一重のところにいて、あと少しのところでもっと上に行けるんじゃないかという感覚もあるので、諦めずに進んでいければいい結果に近づけると思います。引き続き頑張っていきます。」


大草 りき選手コメント

「スタートからもう少しいけるかなと思っていたのですが、想定より周りのペースが速く、埋もれてしまった印象です。GT300クラスが絡んできた段階できつくなってきていて、ペース的に厳しい中、調子のよいライバル勢に先行されて、悔しいスティントになりました。その後自分たちのペースも復活して、そこからは耐えることができたので、タイヤに関してもいいデータを持って帰ることができたかなと思います。ただやっぱり、悔しいですね。あと少し、ペースが上がればもっと前で走ることができる感触はあったので、次戦はスプリントレースでフォーマットは変わってしまいますが、皆で考えていいものを持って挑めればと思っています。」


※次戦は8月2日・3日に富士スピードウェイで開催されます。



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