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2013 SUPER GT RACE REPORT

第1戦 OKAYAMA GT 300km第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE

予選
会場:岡山国際サーキット
日付:2013年4月6日(土)
天候:雨/曇り
予選結果:2位
観客動員数 : 8,000 人

難しいレインコンディションの中、2位で決勝へ

待ちに待ったSUPER GTシリーズの幕開けとなる岡山ラウンド。今シーズンのEpson Nakajima Racingは、ドライバーにGT300クラスからのステップアップを果たした中嶋 大祐を起用し、ベテラン道上 龍とのコンビが注目される。昨年後半戦の上昇気流を継続し、オフシーズンのテストを重ねて迎えた初戦で、どこまで上位に食い込んでいけるか今シーズンを占う意味でも大事な一戦となる。

土曜日。予報通り徐々に雲が立ち込めていき、練習走行開始後すぐに本格的な雨が落ち出す。

14時に予定通りGT300クラスの予選が開始されるが、雨に足を救われる格好でクラッシュ車両が続出。遅れに遅れながらの進行で、さらに雨足が強くなり、GT500クラスの開始時刻が遅れることに。Epson Nakajima RacingのQ1を担当するのは道上 龍。やっと開始された500クラスの時間帯も、2度も赤旗が提示される波乱の展開に。雨量が変化する難しいレインコンディションの中、終始上位をキープしながら予選を進める道上であったが、ライバルたちもタイムを更新し一時は9位に。しかし最後のアタックで2番手タイムを記録。見事にQ2へ駒を進める。

そのQ2を担当するのは今シーズンGT500クラスデビューの中嶋 大祐だったが、Q2が開始する頃には、一旦は弱まった雨がまたもや強くなり、審査委員会の審議により予選はここで終了すると決定され、Q1の結果が明日のグリッドとなることになった。従って、明日の決勝レースは2番手とフロントローの好ポジションからのスタートで期待に胸が膨らむ結果となった。


道上 龍選手コメント

「雨量が増えたり減ったり難しいコンディションで赤旗がたくさん出るQ1でしたが、うまくタイヤチョイスがはまりました。タイヤの温まりの影響で、あと1周あればポールを取れていたかもしれませんが、やるべきことはきっちりこなせての2位なのでよかったと思います。残念ながらQ2は天候悪化のため行われませんでしたが、その判断は間違っていないと思う状況でした。明日も不安定な天候のようなので、得意のウエットレースで優勝目指して頑張りたいと思います。」


中嶋 大祐選手コメント

「自分が担当する予定だったQ2がキャンセルとなってしまったため、個人的には少し不完全燃焼ではありますが、Q1でアタックを担当した道上さんの頑張りで2位という素晴らしい予選結果を獲得できたことに感謝しています。冬の間、開発を一生懸命頑張ってくれたスタッフのためにも、明日は力をすべて出し切って良い結果を残せるようにしたいと思っています。」




決勝
会場:岡山国際サーキット
日付:2013年4月7日(日)
天候:雨/曇り
決勝結果:11位
観客動員数 : 16,000 人

予選とは大幅に違うコンディションに、ペースを上げられず

決勝日も朝から不安定な天候が続き、日が差したかと思うと雨がパラつく肌寒い1日となった。朝のフリー走行では、ドライバー交代、タイヤ交換練習を含めた決勝レースを想定した確認事項を繰り返し行い、14時のスタートを待つことに。

Epson Nakajima Racingのスタート担当ドライバーは道上 龍。14時00分ちょうどに82周回のレースが開始したが、セーフティーカーランが1周追加され、実質81周のレースに。強い風が吹いていたが、路面は完全なドライコンディション。
無難にスタートをこなした道上だったが、昨日の予選とは大幅に違うコンディションに合わせられず、なかなかペースを上げることができない苦しい序盤戦となる。ライバルたちがどんどんペースを上げてバトルを展開していく中、それを凌ぐこともままならず徐々に順位を落としていくことに。そこを、何とかこらえて後ろを抑えながら懸命の走行を続け、39周目にドライバーを中嶋 大祐にチェンジ。大祐はGT500での初レースとなったが、冷静にマシンをコントロールし安定したペースを刻みながら周回を続けていく。他のマシンのバトルが激化していく終盤も淡々とレースを展開、11位でチェッカーを受けた。


道上 龍選手コメント

「気温の低い中、ドライでのレースとなりましたが、前半のタイヤの温まりが悪くペースを上げる事ができませんでした。途中、36号車と1号車に接触され、タイムロスをしてしまい、順位を大きく落としてしまいました。残念な結果でしたが、今までスタートして2、3周すら後方を抑えることが出来なかったのですが、今回はそれなりに抑えることができ、タイヤのレベルアップを感じています。これからも、さらに開発のほうも頑張っていきたいと思います。寒い中のたくさんのご声援ありがとうございました。」


中嶋 大祐選手コメント

「最後の最後、雨が強くなってきた際にタイムを大きくロスしてしまいポジションを2つ落としてしまいました。コースが完全にドライであった時にはペースも悪くなく、オーバーテイクも成功させてポイント圏内にいただけにチームに対して申し訳なく思います。ただ、今回のレースでドライコンディションにおけるタイヤの性能が上がっていることがわかりました。この調子でいけば近いうちに上位争いをすることも可能であると思うので引き続き精一杯頑張ります。」


総監督 中嶋 悟コメント

「今年の開幕戦は目まぐるしく変わる荒れたコンディションに合わせ切ることができない悔しいものとなってしまいました。ドライバーは2人とも落ち着いた走りで最後まで頑張ってくれたと思います。早くも今月末には第2戦が控えていますので、できるだけのことはすべて行ってから臨みたいと思います。悪天候の中、多くのご声援をありがとうございました。次戦もよろしくお願い致します。」

※次回のレースは4月28日・29日の富士スピードウェイとなります。



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