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Report レースリポート

2014 SUPER FORMULA RACE REPORT

第4戦 ツインリンクもてぎ第4戦 ツインリンクもてぎ

予選
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2014年8月23日(土)
天候:曇り
予選結果:
 #31 中嶋大祐:Q1:14位/Q2:13位
 #32 小暮卓史:Q1:15位/Q2:-
観客動員数 : 10,000人

大祐はQ2へ進出するも上位は得られず。小暮はタイヤ温存が裏目となりQ1止まり

シーズンの折り返しとなる第4戦は真夏のツインリンクもてぎで開催される。SF14になってから初のもてぎでの走行ということもあり、金曜日には合計1時間半の走行時間が設定された。マシントラブルが出てしまうことが多く、まだポイントを獲得できていないNAKAJIMA RACINGだが、ここ3戦での問題点を洗い出し、あと1歩というところまでは辿り着いているので、今回こそは結果を残すレースウィークにしたいところだ。

前日は猛暑の中で1時間半の練習走行が行われたが、予選日は朝から曇りがちで幾分か過ごしやすい1日となった。朝のフリー走行で、2台は予選に向けたセッティングを進め、13時15分の予選開始を迎える。開始と同時に2台揃って、コースイン。小暮は中古タイヤで確認をしたのち、ニュータイヤを履いて再びコースインしアタックを進め、この時点で3番手タイムをマーク。残り時間の兼ね合いから2セット目のニュータイヤを投入するか懸念した末、待機をすることに。ところが、結果的にはそれが裏目となり、15位となってしまい、ここで予選を終える。一方の大祐はニュータイヤでコースインし、アタックを進めていき、1セット目のタイヤではやや厳しい状況だったが、その後ニュータイヤを投入し、アタックを続ける。そして、最終アタックで13番手に滑り込む1分33秒941を記録し、Q2への進出を決めた。Q2は開始数分後にコース上にストップ車両があり、赤旗が出され、予選は一時中断となったものの、残り3分で再開され、全車一斉にアタック合戦を繰り広げ、大祐は13番手タイムで予選を終えた。


チームディレクター 立住 正幸コメントチームディレクター 立住 正幸コメント

「小暮車は考えすぎた結果がこのようになってしまったのではないか…と悔いの残る予選となってしまいました。大祐車は、なんとかQ2へ進出したものの、ライバルのマシンにはあと1歩及ばず、14番手という結果でしたが、チーム一丸となり、諦めない気持ちで明日の決勝に臨みたいと思います。」


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「なんとかQ2へ進出出来ましたが、依然としてトップとのタイム差は大きく、苦しい予選になりました。トップとの約1秒の差をどこで縮めることが出来るのか、明日までに探し出して解決したいです。明日もご声援を宜しくお願いします。」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「考えられないような結果となってしまい、自信があっただけに本当にすっきりしない気持ちです。気持ちの整理をして、明日は1つでも前のポジションでチェッカーを受けられるように限界まで走り切りたいと思います。」




決勝
会場:ツインリンクもてぎ
日付:2014年8月24日(日)
天候:晴れのち曇り
決勝結果:
 #31 中嶋大祐:16位
 #32 小暮卓史:11位
観客動員数 : 16,000人

2台揃って完走するも、上位進出はならず

今回も悔しい予選となったNAKAJIMA RACINGだが、なんとかいいレースをして、1つでも前のポジションでチェッカーを受けたいところ。朝のフリー走行では大祐5番手、小暮14番手タイムをマークし、いよいよレースを迎える。なお、予選タイム抹消車両が出たため、決勝レースは大祐11 番グリッド、小暮13番グリッドからのスタートとなります。

その決勝レースは15時にスタートが切られた。しかしスタートがうまくいかず、順位を落として15番手となった小暮はなかなかペースが上がらず、厳しい走行を強いられる。10周を過ぎた頃からピットインするマシンが現れ出し、8番手を走行していた小暮は24周目にピットイン。しかし、そのピット作業で手間取ってしまい、大きく順位を落としてしまうこととなり、15番手に舞い戻ってしまう。

一方の大祐はスタートしてしばらくは12番手を走行、まわりのマシンがピットインをし出した頃には7番手まで順位を上げる。その後、ピットインのタイミングを引き延ばす作戦をとり、一時は2番手を走行。ペースもよく、順調に周回を重ねていき、38周目にピットインを行う。作業が終わり、走り出そうとした際にエンジンがストップ。大きくタイムロスして、順位を落とし、16番手となるも、諦めない走りで粘り強く前を追いかけていく。 大きくレースが動いたのは、40周目。突然、土砂降りの雨がコース上を襲い、レインタイヤを交換するために各チームのマシンが一斉にピットに入ることに。全車がコースに復帰した時点で、小暮は11番手、大祐は16番手。雨はおさまることはなく、45周目にセーフティーカーがコースに入り、セーフティーカー先導で周回を重ねていったが、天候は好転せず、そのままチェッカーとなった。波乱の終盤となったが、チームにとっては今季初の2台揃っての完走となった。


#31 中嶋 大祐選手コメント#31 中嶋 大祐選手コメント

「途中まではとても良いペースで周回を重ねることが出来ていて、ドライのままでも上位フィニッシュが狙える内容でした。雨を待ってギリギリまでピットストップを延ばしたのですが、燃料の関係で雨の降り始めまであと数周足りませんでした。このタイミングが合っていれば優勝も狙えていたので、残念です。最初のピットストップでは発進の際にエンジンが止まってしまいタイムロスがありました。単純に自分のミスかと思っていたのですが、どうやら他の部分に原因があったようなので次回までに対策をしなければなりません。今回、結果にはつながりませんでしたが、着実にパフォーマンスは上がってきていますので、次戦は何としてもポイントを獲得出来るように頑張ります。ご声援を宜しくお願いします 」


#32 小暮 卓史選手コメント#32 小暮 卓史選手コメント

「どのような展開になっても、やはり予選で上位に並ばなければならないといけないと改めて思わされたレースでした。少しずついいところは見えてきてはいるのですが、なかなか安定することがなく、つらいレースが続いてはいます。自分にできることを精一杯続けて、最高の走りができるよう頑張っていきます」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「レース終盤に降った大雨で波乱のレースとなりましたが、きっちり仕事をこなしたチームが上位にいたという印象です。我がチームは、計画通りには進んではいたのですが、エンジンが止まってしまい、目標を達成することはできなかった上、スタッフのミスもあったので、またしてもスッキリしないレースとなってしまいました。次戦は早くも後半戦に突入するので、何とか上位に食い込んでいけるレースをしたいと思っています。今大会も多くのご声援をありがとうございました。次戦も宜しくお願い致します」

※第5戦は9月13、14日にオートポリスにて開催されます。




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