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2014 SUPER GT RACE REPORT

第7戦 BURIRAM UNITED SUPER GT RACE第7戦 BURIRAM UNITED SUPER GT RACE

予選
会場:Chang INTERNATIONAL CIRCUIT
日付:2014年10月4日(土)
天候:晴れ
予選結果:5位
観客動員数 : 42,597人

終始安定した早さで今季初のQ2進出、最上位の5番グリッド獲得

SUPER GT 初開催となるタイでの第7戦。カンボジア国境に程近い都市ブリーラムにあるチャン・インターナショナル・サーキットがその舞台となる。このレースがこけら落としとなることから、参戦ドライバー全員が初めて走るサーキットとなり、どのような展開になるか予想がつかないが、Epson Nakajima Racingとしては、決勝レースまでにできるだけ多くのデータを収集し、目標の上位フィニッシュに向けて確実に準備を進めていきたいところ。

朝から晴れ渡り、気温はグングン上昇し、予選開始の15時の時点で33℃と、厳しい暑さとなった予選日。午前中に行なわれた練習走行で3番手をマークし好感触を得て、いよいよ予選に臨む。Q1を担当したのはベルトラン・バゲット。バゲットは開始5分が経過した頃、コースインしアタックを始める。初走行のコースで巧みにマシンをコントロールし、徐々にタイムを上げていき最終的には1分25秒558をマークし6番手で今季初のQ2進出を果たす。

30分後に開始されたQ2では中嶋大祐がアタックを担当、開始2分後にコースイン。慎重に確実に周回をしてアタックを行なう。セッション中、終始上位をキープする格好でタイムアップをしていき、最終的には1分25秒205の5番手タイムで、今季最上位グリッドからのスタートを決めた。


チームディレクター 立住 正幸コメント

「開幕当初から目標としていたQ2に進出することができました。初走行のチャンサーキットで2人ともうまく攻めて走ってくれた結果だと思います。明日はここでの初めてのレースということになるので、どうなるか読めない部分が多い状況ですが、確実に走り切って、上位入賞を果たせるように頑張りたいと思います。」


中嶋 大祐選手コメント

「今回は走り出しからクルマとタイヤの調子が良く、予選でも好調をキープすることが出来ました。これまで苦手としていたドライコンディションで、Honda勢の中で2番手となることが出来たのは、ひとえにダンロップさんの開発努力の成果だと思います。明日も精一杯頑張って多くのポイントを獲得出来るようにしたいです。ご声援宜しくお願いします。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「That's a very good qualy for us. First target was to go to Q2 and we made it then Daisuke did a very fast lap which put us in fifth position. We'll do our best to keep this position tomorrow and maybe improve it. From what we saw during the free practice the car should be quick and consistent! Dunlop, Honda and the whole Nakajima Racing Team are doing a fantastic job as we are going quicker at every race. Let's hope we can keep this good momentum.」

「今回は僕たちにとって素晴らしい予選になりました。最初の目標はQ2に進むことだったのですが、まずはこれをクリアし、そして大祐が素晴らしいラップタイムをマークして5番手を獲得してくれました。明日はこのポジションをキープして、さらに順位を上げられるようベストを尽くします。昨日のフリープラクティスからマシンは速くて安定しています。ダンロップ、ホンダ、そしてチーム全体が素晴らしい仕事をしてくれたおかげでレース毎に速くなっているので、是非ともこのいい勢いをキープできることを願っています。」



決勝
会場:Chang INTERNATIONAL CIRCUIT
日付:2014年10月5日(日)
天候:晴れ
決勝結果:リタイア
観客動員数 : 75,168人

大きな期待の元にスタートしたが・・・アクシデントが続きリタイア

前日行なわれた予選で今季最高位グリッドの5位を獲得したEpson Nakajima Racing。初走行となるチャン・インターナショナル・サーキットだが、走り始めから好調をキープし、このままの流れで上位フィニッシュを確実に掴みたいところ。なお、午前中に行なわれたフリー走行は10番手で30分間の走行を終えている。

予定通り15時を迎え、いよいよ66周回のレースのスタートが切られた。今回もスタートを担当したバゲットは、ポジションをキープして周回していくが5周目に他車との接触によりスピン、一気に12番手までポジションを落とす。その後も他車と絡み、さらに順位を下げることになってしまい、10周目には14番手となる。ピットインしたマシンもあり、22周目には12番手を走行。ピットインのタイミングが近づく中、25周目にハードなレース展開となっていたせいか、左リアタイヤに不調が起こり、緊急ピットイン。チームはタイヤ交換と給油の準備をして待機をしていたが、マシンにも損傷が及んでおり、レース続行は不可能と判断され、ここでリタイアとなった。


中嶋 大祐選手コメント

「今日はとても良いレースが出来ると感じていただけに、このような形でレースを終えることになり非常に残念です。しかし、調子が上向いていることは確かだと思いますので、もてぎでも良いパフォーマンスを発揮できるようにしっかり準備を進めていきたいと思います。」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「After a very good day yesterday it's a very disappointing one today. During the fourth lap of the race while I was fighting with car 23 for fourth place I got hit at the back by another car and that put me into a spin. From that point our race got worst and worst and we had to retire because of a puncture. I feel very disappointed for everybody in the team as we had good chances to do a good result. The positive point is that we were quick all weekend long. We'll keep working and try to bring back a good result from the final race in Motegi.」

「素晴らしい1日になった昨日とは異なり、今日はとてもがっかりさせられた1日でした。スタートして4周は、僕は23号車と4番手争いをしていたが他車にぶつけられ、スピンさせられてしまいました。この時点から、僕たちのレースはどんどん悪い方へと向かって行き、最終的にはパンクのためにリタイアすることになってしまいました。いい結果が出せるチャンスを掴んでいたので、チームのみんなの頑張りを思うととても残念に感じています。しかし、その一方でこのレースウィーク中、ずっと僕たちが速かったことに関してはポジティブに捉えています。もてぎの最終戦では再びいい結果を引き戻せるよう一生懸命がんばります。」


総監督 中嶋 悟コメント

「初めてのタイでのレースでしたが、走り始めから調子が良く、期待が大きいレースとなったにもかかわらず残念な結末を迎えてしまいました。初めてのコースということもあり、速さを見せていたので、確実に走り切ることを念頭においていたのに、それが達成できず悔しい限りです。今年も残すところが最終戦のみとなりました。今年を締めくくるいいレースをして、来年へ繋げていきたいと思います。引き続きよろしくお願い致します。」

※次回のレースは11月15日・16日のツインリンクもてぎとなります。



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