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Report レースリポート

2015 SUPER FORMULA RACE REPORT

第5戦 オートポリス第5戦 オートポリス

予選
会場:オートポリス
日付:2015年9月12日(土)
天候:曇/晴
予選結果:
 #64 中嶋大祐:13位
 #65 ベルトラン・バゲット:15位
観客動員数 : 6,980人

大祐、Q3進出を狙うも、13番手に留まる

前戦もてぎ大会では、#64中嶋大祐がタイヤ無交換作戦を成功させ5位入賞を果たしたが、#65ベルトラン・バゲットはタイヤ交換に手間取ったことが響く格好となり、15位でレースを終えている。

第5戦は九州のオートポリスで行なわれる「SUPER 2&4 RACE」。アップダウンが大きいテクニカルコースとして有名なサーキットで、タイヤにも厳しいとされているが、復調の兆しを見せるNAKAJIMA RACINGの戦いに注目が集まる予選となった。

前日はぽかぽか陽気となったオートポリスだが、予選日は21℃と涼しい気候で比較的過ごしやすい1日となった。10時から行なわれたフリー走行をバゲットが16番手、大祐が17番手と前戦同様の展開を思わせる中、予選に向けた検証を詰めて、いよいよQ1に臨む。

 2台はすぐさまコースイン、マシンのチェックを兼ねて、早速1回目のアタックを開始する。大祐は8番手タイム、バゲットは15番手タイムで一旦ピットに戻る。ニュータイヤを装着し、残り7分を切ったところでバゲットがコースイン、少し遅れて大祐も同じくコースイン。Q2進出のためのアタックをした結果、大祐は何とか13番手でQ2へ、バゲットは15番手タイムに留まりここで予選終了を終えた。

Q2に進出した大祐は、上位8台に残るべく、アタックをしたが、1分28秒120で13番手タイムとなり、残念ながらQ3に進出することはできなかった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「Q3進出を狙っていたけど、ちょっと足りなかったね。レースはポイントゲットできるよう力を合わせて頑張ります。」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「今日は走り出しの時点で上位との差が大きく、難しい1日になりました。エンジニアとメカニックは予選までの時間を使って出来る限りのことをしてくれて、予選ではマシンの状態がかなり改善されました。僕自身もQ2ではミスなく全力を尽くすことができたのですが、それでもQ3進出には届きませんでした。決勝は予選とは違った要素が必要になると思いますので、戦い方を工夫してできるだけポジションを上げたいです。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Today was positive. I think we found the big issue we had on the car at Motegi. Unfortunately our set-up isn't so good this time as we struggle to find rear grip in the car. We just missed Q2 for nearly nothing which is a shame but we'll try to work harder tomorrow in order to find a competitive car for tomorrow」

「今日はポジティブな日になりました。おそらくもてぎでの走行で問題となっていたリアのグリップについての問題を解決できたと思います。Q2へ進出できず残念でしたが、決勝レースで競争力のあるセットアップを見つけるために、一生懸命努力します。」




決勝
会場:オートポリス
日付:2015年9月13日(日)
天候:曇/晴
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:9位
 #65 ベルトラン・バゲット:16位
観客動員数 : 15,010人

バゲットはトラブルを抱え苦しい走行に。大祐は安定したタイムで順位を上げる!

2台とも思うような結果を出すことができなかった昨日の公式予選。バゲットはSFでは初走行となったオートポリスで15位、大祐はQ2に進出したものの13位と、トラブルやミスはなかったものの上位に名を連ねることはできなかったが、何とか追い上げるレースを目指したいところ。午前中に行なわれたフリー走行では、バゲット19位、大祐16位とピット作業を伴った決勝を見据えた確認を行ない、15時からの決勝レースに臨む。

涼しい風が吹く晴天の中、レースはスタート。2台はそれぞれスタートで順位を下げる形となり、大祐は15番手、バゲットは18番手でオープニングラップを終える。スタート時のペナルティを課せられたマシンや早々にピットストップを行なうマシンがあり、5周終了時には大祐は14番手、バゲットは16番手に。バゲットは、前のマシンに引っかかってしまい、タイミングをずらすため、早いうちのピットインを決断し、9周目に敢行する。その際、燃料補給のみでスタートを切ろうとしたが、エンジンストールをしてしまう。その後、エンジンをかける作業に手間取ってしまい、大きくタイムロスをしてしまうことに。

一方の大祐はスタートこそ出遅れてしまったが、安定したタイムを刻みながらプッシュしていき、着々と順位を上げて行く。54周の半分が消化された時点で大祐は11番手、バゲットは18番手。大祐は続々とピットインをするマシンを尻目にコースに留まりプッシュしていたが40周目にピットイン、こちらも燃料補給のみでピットアウトする。12番手でコースに復帰し、チェッカーを目指す。猛プッシュを続け前のマシンを追いかけたが、惜しくもポイント獲得までは叶わず9位でチェッカーを受けた。バゲットもトラブルを抱えながらの苦しい走行ではあったが、なんとかチェッカーまでマシンを運び、16位でチェッカーを受けた。


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「13位というスタート順位を考えると、最大限のことができたレースだったのではないかと思います。スタートでは、1コーナーで前に詰まって少しポジションを落としてしまいました。しかし、その後はマシンの調子も良く、チームが指示してくれた戦略が完璧だったおかげで9位までポジションを上げることができました。予選における課題はほぼ絞られてきているのですが、まだ解決策が見つかっていません。また次戦では新たなチャレンジをして、なんとか予選順位を上げられるようにしたいです。」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Tough weekend once again. It started well as we could find the big problem we had on the car at Motegi. The car was feeling a lot better but it all went wrong just before the race as we suffered a problem with the clutch. It made it very difficult for me to warm up my tyres before the start and the clutch feeling was really not good and that made me do a really poor start. We decided to do an early pit stop but unfortunately the engine stalled by itself. It took us a lot of time to restart the engine and our race was completely destroyed. Anyway race pace was not bad at all and we will try to improve that at the next race at Sugo!」

「今回もタフなレースになってしまいました。もてぎで抱えていたマシンの大きな問題を見つけることができ、マシンはまずまずの状況になりましたが、レースの時にはクラッチの問題に悩まされてしまいました。スタートについてもクラッチトラブルのために難しいものとなりました。僕たちは早めのピットストップを行なったけれど、運悪くエンジンストールをしてしまったため、リスタートするまでにかなりの時間を費やしてしまいました。とても残念な結果になってしまいましたが、レースペースは悪くはなかったので、次のSUGOでは改善したいと思います。」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「#64の作戦は的中しましたね。ただ、ドライバーもいい仕事をしたけれど、やはり予選の順位が大きくものを言うかたちになったね。#65はレース前から抱えていたトラブルが尾を引いてしまいました。しっかり解析して、菅生ではしっかりと戦いたいです。」

※第6戦は10月17、18日にスポーツランドSUGOにて開催されます。




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