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Report レースリポート

2016 SUPER FORMULA RACE REPORT

第6戦 スポーツランドSUGO第6戦 スポーツランドSUGO

予選
会場:スポーツランドSUGO
日付:2016年9月24日(土)
天候:曇
予選結果:
 #64 中嶋大祐:4位
 #65 ベルトラン・バゲット:11位
観客動員数 : 6,700人

熱の入ったアタック合戦の中、大祐は今季ベストの4番グリッドを獲得

早くも残り2戦となった全日本スーパーフォーミュラ選手権。今年最後の250kmレースとなる第6戦は、テクニカルコースで知られるスポーツランド菅生で開催される。

予選の前に行なわれたフリー走行はウエット宣言が出される中でのセッション開始となったが、徐々にコンディションは回復していき、最終的には全車がスリックタイヤで予選に向けた確認を行なった。気温25℃と涼しめの気候の中、予選Q1が始まる5分前から続々とコースイン待ちのマシンが並び始め、スタートと同時に全車が続々とコースイン。NAKAJIMA RACINGの2台も早速、最初のアタックを開始する。それぞれ1セット目のアタックを終え、一旦ピットに戻る。残り7分のところで、タイヤを履き替えた2台は再びコースイン、Q2進出へ向けての生き残りをかけたアタック合戦が始まる。ベルトラン・バゲットは1分06秒215の9番手タイムで、大祐は1分06秒120の6番手タイムでQ2進出を果たした。

Q2が開始されるや否やマシンがコースイン、14台でQ3へ進出する8位に入るための懸命のアタックをする。2台はそれぞれ計測4周目にQ1で記録したベストタイムを更新したが、バゲットは11番手タイムとなりQ3に進出することはできなかった。一方、大祐は1分05秒858とトップと0.3秒差で6番手タイムをマークし、Q3への進出を決めた。Q3では出走する8台のうち最後にコースインをして、間合いを取りながらタイヤを入念に温めて、アタックを開始する。大祐はQ2でマークしたタイムをさらに更新し、1分05秒544で今季ベストグリッドとなる4番グリッドを獲得した。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「毎戦、熱の入ったタイムアタックが展開され、どうなるかわからない予選ですが、2人とも頑張った結果だと思います。明日の決勝は、今日のこのグリッドを無駄にしないレースをしたいですね」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「トップとはわずか0.1秒差だったので悔しい気持ちもありますが、自分の力を出し切った結果なので、ここから上を目指すためにはさらに努力を重ねなければなりません。チームは予選までに完璧な準備をしてくれたので感謝しています。明日も自分の力を出し切って、悔いの残らないレースにしたいと考えています」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Our car is really good on used tyres but we are struggling a bit with new tyres. I had a lot of understeer in the fast corners which cost me a lot of time and probably my place in Q3. We are using a new concept on the set-up this weekend and we are improving it at every session so hopefully we'll be more competitive tomorrow.」

「僕たちのマシンはユーズドタイヤではかなりいいのですが、ニュータイヤではやや苦戦しています。高速コーナーではアンダーステアも多く出てしまいました。新しいセットアップで臨んでいますが、この週末で新たなセッティングが上手くいけば、競争力も上がってくると思います」



決勝
日付:2016年9月25日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:2位
 #65 ベルトラン・バゲット:9位
観客動員数 : 14,000人

攻めの走りで、大祐待望の表彰台獲得!! バゲットもトップ10に食い込む9位フィニッシュ!

秋晴れに恵まれた決勝日のスポーツランドSUGO。前日に続き、今日も気温25℃と過ごしやすい1日となった。午前中に行なわれた30分間のフリー走行を終え、2台は決勝レースに備える。午後に向けて気温も上昇し、陽の当たるところは汗ばむほどの陽気に。決勝レースは15時15分にスタート。
11番グリッドからスタートのバゲットは1つ順位を下げたが、4番グリッドからスタートした大祐はポジションキープでオープニングラップを終える。3番手を走っていたマシンがスローダウンしたため、大祐はポジションアップ。7周を過ぎたあたりから早くもピットインをするマシンが現れ出し、バゲットは11周目にピットイン、給油を行ない15番手でコースに復帰、大祐も14周目にピットイン、同じく給油のみを行なって10番手でコースに戻る。

その数周後に、大祐の後方を走っていたマシンがコースアウトしたため、セーフティーカーが導入される。このタイミングでトップを走るマシン以外のマシンで、ピットストップを終えていないマシンが一斉にピットインを行ない、大祐は2番手、バゲットは9番手となり、ポジションを大きく上げ、周回を続けていくことに。

23周目にリスタートが切られ、トップのマシンはピットストップ時間のマージンを稼ぐため、速いペースで周回し、大祐との差を離していくことになるが、大祐は淡々と自分のペースで2位での周回を重ね、3番手との差を広げていく。ふたりのドライバーは離れた場所での走行となり、それぞれマージンを稼ぎながら、攻めの走りでレースを進めていった。50周を迎える頃には3番手と11秒の差を築き、54周目を終えた時点でトップのマシンがピットストップを行なったが、大祐の前方でコースインしたため、最終的にはそのままのポジションでチェッカーとなり、約3年ぶりの2位表彰台獲得となった。また、バゲットも速いペースをキープして走行を続け、順位に変動はなかったものの、トップ10に食い込む9位フィニッシュでレースを終えた。


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「チームと共に努力をして、ようやく表彰台に戻ってくることができました。本当に多くの人の支えがあってのことなので、感謝しています。しかし、ドライバー個人としては関口選手に全く歯が立たなかったので悔しい気持ちが強いです。優勝するためには、もっともっと努力を重ねないといけないと強く感じました。引き続きご声援を宜しくお願いします」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Once again our car was really quick in race mode but I got stuck all race long behind a slower car without finding a way to overtake him. I'm really happy of what we found on the car this weekend, we just need to find more speed in qualy at Suzuka and we can do a good weekend overthere.」

「決勝レースでは速さを取り戻すことができてよかったのですが、ペースの悪いマシンにつかまってしまい、抜きづらいサーキットということもありオーバーテイクすることができませんでした。予選での速さがもっと備われば、きっと次戦の鈴鹿では良い週末になるでしょう」


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「久々の表彰台獲得となりました。次はもう1つ上を目指していきたいと思います。たくさんのご声援を本当にありがとうございました」

※次戦は10月29日・30日に鈴鹿サーキットで行なわれます。




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