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Report レースリポート

2016 SUPER FORMULA RACE REPORT

第7戦 鈴鹿サーキット第7戦 鈴鹿サーキット

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2016年10月29日(土)
天候:晴
予選結果:
 #64 中嶋大祐:Q1:11位/Q3:8位
 #65 ベルトラン・バゲット:Q1:5位/Q3:7位
観客動員数 : 13,000人

大祐、バゲット揃ってQ3進出。1秒以内に8台が入る僅差のバトルに

近年稀にみる混戦のシーズンとなった今年のSUPER FORMULAもいよいよ鈴鹿サーキットで最終戦を迎えることとなった。今回の大会は例年通り2レース制で行なわれる。予選はノックアウト方式でRace1はQ1の結果で、そしてRace2はQ3の結果でスターティンググリッドが確定される。

金曜の専有走行は雨の中で行なわれたが、今朝の鈴鹿サーキットは快晴となり、ドライコンディションでフリー走行を終え、予定より5分遅れとなる14時20分から予選Q1が開始された。

ベルトラン・バゲットはすぐにコースイン、大祐は少しピットで待機したのちに、それぞれコースインをしてアタックを行ない、バゲットは1分37秒941のタイムで5番手、大祐は1分38秒491の10番手でQ1を突破した。

続くQ2では、7分間と時間も少ないため、2台はすぐにコースインして、Q3進出に向けて懸命のアタック合戦を繰り広げ、バゲットは1分38秒056で5番手、大祐は1分37秒938の6番手で揃ってQ3に進出を果たした。

そして、迎えた最終セッションとなるQ3。ここでも2台はすぐにコースに入り、ひとつでも上のポジションを得るためにアタックを進めていく。最終結果はバゲットが7番手、大祐は8番手となったが、今回もQ3に進んだ8台のタイムが1秒以内に入る僅差のバトルとなった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「ポジションはともかくとして、Q3の常連になってきました。みんなの頑張りの成果だと思いますので、明日の2レースも力を合わせ、いい結果を残して今シーズンを締めくくれるようにしたいです」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「フリー走行でいくつかの不具合が重なって予選に向けた準備が遅れてしまい、それが予選の結果にも響いてしまったと感じています。全てにおいて後手に回ってしまった一日でした。明日は少しでも多くのポイントを獲得できるように、精一杯頑張ります」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Not a bad day for us. The car was really good especially on my first set of new tyres in Q1 but I think after that we didn't react quickly enough to the track evolution. Anyway P5 and P7 are decent positions and I hope that we can convert that in a good race result during both races.」

「悪くない1日でした。特にQ1の最初のタイヤではクルマはとてもよかったのですが、そのあとは路面コンディションに対してうまく合わせこみをすることができませんでした。とは言え、5位と7位と言う結果は悪くないので、決勝でも良い結果を残せるようにしたいと思っています」



決勝
日付:2016年10月30日(日)
天候:晴
決勝結果:
 #64 中嶋大祐:Race1:10位/Race2:10位
 #65 ベルトラン・バゲット:Race1:6位/Race2:5位
観客動員数 : 21,000人

バゲット、シーズンベストリザルトでポイント獲得。大祐も粘り強い走りで1年を締めくくる

前日に引き続き晴天に恵まれた最終戦。チャンピオン決定の瞬間を見ようと多くのモータースポーツファンが鈴鹿サーキットに集まった。
Race1は9時からスタート進行が始まり、大祐は11番グリッド、バゲットは5番グリッドからスタートを切る。スタートでそれぞれ1つずつ順位を落とし、バゲット6番手、大祐12番手でオープニングラップを終える。ピットストップ義務のない19周のスプリントレースということで、淡々としたレース内容で周回が進んでいったが、終盤になって8番手争いで追突されたマシンがあり、大祐は1つポジションを上げる。その結果、バゲットは6位、大祐は11位でRace1を終えることになった。バゲットは開幕戦以来のポイントゲットとなった。
なお、レース終了後にペナルティを受けたマシンがあったため、大祐は10位に繰り上がりとなった。

Race1が終わって約4時間後にRace2がスタート。8番グリッドからスタートした大祐はスタートを決め、ポジションを上げながら、その周回にピットイン。タイヤ交換をして素早くピットに戻る予定だったが、リアタイヤの交換に手間取ってしまい、最後尾までポジションを落としてしまう。

一方、7番グリッドからスタートしたバゲットは、8番手に後退したが、すぐにタイヤ交換に入るマシンが現れたため、7番手で周回を続けていく。15周目に前を走っていた1台に続いてピットイン。迅速なピット作業でそのマシンより早くコースに復帰することに成功し、さらにプッシュして走行を続けていく。

大祐はマシントラブルでリタイアしたマシンがあり、18番手を走行しているところ、すぐ前を走っていたマシンがクラッシュしたことにより、24周目にセーフティーカーが導入される。そのタイミングでピットインを行なったマシンがあり、大祐は17番手、バゲットは5番手を走行。レースが再開されると、バゲットは猛プッシュするが、ポジションは1つ下げてしまう。29周目、最終コーナーでクラッシュしたマシンがあり、再びセーフティーカーが導入される。残り4周となったところで、セーフティーカーがピットに戻り、レースが再開。大祐は粘り強くプッシュを続け最終的には10位、バゲットは今シーズンのベストリザルトとなる5位でチェッカーを受け2ポイントを獲得し、1年を締めくくった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「まずは1年間、多くのご声援をいただき本当にありがとうございました。最終的に今日のバゲットのポイント獲得により、チームのポジションも昨年を上回ることができました。大祐のほうのピットでの失敗は残念でしたが、シリーズを通してポイント争いができる場所にきたので、来シーズンもこれを継続して頑張っていきたいと思います」


#64 中嶋 大祐選手コメント#64 中嶋 大祐選手コメント

「今日は流れの良くない一日でした。特にレース2では8番グリッドということでポイントを大量に獲得できるチャンスがあったので、集中して臨んだのですが、残念ながらピットでタイムロスがあり最後尾までポジションを落としてしまいました。その後は何台かオーバーテイクをし、他車のアクシデントにも助けられて10位まで浮上することができたのですが、それ以上は難しかったです。よい形で一年を締めくくることができず残念でしたが、たくさんのご声援をいただき感謝しています」


#65 ベルトラン・バゲット選手コメント#65 ベルトラン・バゲット選手コメント

「Well, we had a pretty good day today. Race 1, traction was really poor which didn't help me at the start and I lost one position. After that I got stuck behind the car in front and I couldn't overtake as it's nearly impossible to do so here in Suzuka. In race 2 the team did a really good strategy and our race pace was really good which allowed us to go from P7 on the grid to P5 at the end. So this weekend went really well, no problem at all on the car which allowed us to really show what we can do!」

「今日はいい1日になりましたレース1ではトラクション不足の症状が出てしまいスタートでひとつ順位を落としてしまいました。さらに前のマシンに抑えられてしまい、追い越すことはできませんでした。

レース2ではチームが本当にいい作戦を考えてくれて、レースペースも良かったのでふたつ順位を上げることができました。今週末はマシンにトラブルがでなかったことで自分たちはやればできるということを見せることができ、よかったと思います」

※たくさんのご声援をありがとうございました。




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