トップ > レース > レースレポート > SUPER GT 第6戦 SUZUKA GT 1000km RACE

Schedule レースカレンダー

2016 SUPER GT RACE REPORT

第6戦 SUZUKA GT 1000km RACE第6戦 SUZUKA GT 1000km RACE

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2016年8月27日(土)
天候:晴
予選結果:9位
観客動員数 : 26,500人

シリーズ最長となる1000kmの熱戦がスタート

いよいよ残りが3戦となったSUPER GT。迎えた第6戦はシリーズ最長となる1000kmの熱戦が繰り広げられる。与えられるポイントも高く、シリーズの山場と言えるこの大事なレースで、何とか上位に名を連ね、弾みをつけたい。

予選日の鈴鹿サーキットの上空は厚い雲に覆われ、時折パラパラと雨が落ちたが、午後になると太陽が顔を出し、青空が広がった。

Q1でステアリングを握ったのはベルトラン・バゲット。バゲットは計測2周目に朝の走行から大幅にタイムを縮めて1分48秒679をマークしたが、ポジションは9番手。惜しくもQ2進出を逃したものの、8番手とのタイム差も1000分の4秒と、マシンのポテンシャルアップを示す内容となった。


総監督 中嶋 悟コメント

「予選に向けたセットアップの変更がよかったのと、バゲットがいいアタックを見せたのですが、あと1歩でしたね。明日は長いので、粘り強く諦めないレースをしたいです」


中嶋 大祐選手コメント

「Q1ではバゲット選手が素晴らしいアタックをしてくれたのですが、残念ながらQ2には届きませんでした。公式練習の段階で周りに対して大幅に遅れていたことが尾を引いてしまったように思います。明日は天候も変わるようですので、チャンスととらえて一生懸命頑張ります。ご声援を宜しくお願いします」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「The day didn't start well with a very slow lap time in FP1. We changed everything for Q1 and we got much better but we still have a lot of work to do for tomorrow's race. Hopefully we can find a good set-up and fight for a decent position. よろしくおねがいします」

「残念ながら、今日のフリー走行ではラップタイムが上がりませんでした。Q1に備えてセッティングを変えたおかげで好感触を得ましたが、明日の決勝レースのためにやるべきことはまだまだたくさんあります。いいセッティングが見つかれば、おのずといいポジションを取ることができると思っています。ご声援をよろしくお願いします」




決勝
日付:2016年8月28日(日)
天候:曇
決勝結果:11位
観客動員数 : 34,000人

長距離レースをトラブルなく走り切り、次戦に期待が持てる一戦に

予選結果は9位と今季最高グリッドを得たEpson Nakajima Racingだが、長い1000kmの戦いを粘り強くうまく走り切ってなんとか上位に食い込んでいきたいところ。前日までとは異なり、朝から雨が降り、気温も低めの気候だったが、午後が近づくと雨は止み、スタートを切る頃にはほぼドライコンディションとなった。

GT500クラスは1台を除き、14台がスリックタイヤでスタートを切ることに。12時半にパトカー先導のパレードラップを終えると、バゲットがスタートドライバーを務め、いよいよ1000kmのレースがスタート。バゲットはポジションを1つ落とし、10番手でオープニングラップを終える。なんとか踏ん張りたいところだったが、徐々にポジションを落とすことになり、10周を終えると12番手、20周を終える頃には13番手に。このタイミングで1回目のピットストップを行ない、大祐にドライバー交代を行ない、14番手でコースに復帰する。13番手争いを繰り広げながら、スタートから1時間を迎える。大祐は自分のスティントをミスなく走り切り49周目にピットイン、ドライバー交代をして、バゲットがステアリングを握り、コースに戻る。スタートから2時間を迎える60周目頃にコース上でアクシデントが発生したマシンがリタイアとなったため、13番手に順位を上げる。前を懸命に追いかけ、周回を重ねていくバゲットはさらに1つポジションを上げ、12番手に。81周目に3度目のピットストップを行ない、再び大祐にドライバー交代をして、コースに戻る。安定したラップタイムを刻みながら、少しずつ前に迫っていきたいところだったが11番手との差は大きく、根気強く周回を重ねていくしかない状況ながら、プッシュを続け、スタートから3時間が経過。この時点で3回のピット作業をこなし、次の交代のタイミングに向けて、ベストタイムを更新しながら周回を続けていく。

88周目に入ると、クラッシュ車両があり、セーフティーカーが導入される。トラブルが発生したマシンがピットに戻ったため、100周を超えた頃に大祐は11番手に浮上。ポイント獲得まであと1歩のところまでポジションを上げ、大祐は安定したラップで110周まで走り、バゲットに交代する。

4時間が経過し、11番手を着々と走行するバゲットは雨がパラついたり、コンディションが変化していく中、125周を過ぎた頃、いきなり大粒の雨に見舞われる。しかし、ここはうまくコースに留まり、142周目に5回目のピットインをして、最後のスティントを大祐に託す。大祐はレースがスタートしてすでに5時間が経過していたが、疲れも見せずに元気に走行を続け、上位陣と遜色ないタイムをマークしながらも、順位を上げることは叶わず、11位でチェッカーを受けた。



総監督 中嶋 悟コメント

「いつもの3倍強の距離のレースをトラブルなく走り切れ、ポイントはなんとかしたかったのは正直なところですが、次戦に期待が持てる内容だったと思います。メカニックのピット作業は、今回に関しては満点でした。次戦もチームのみんなの力を発揮して、いいレースをお見せしたいと思います」


中嶋 大祐選手コメント

「トラブルなく順調に走ることができましたが、ペース的にライバルに及ばず苦しい内容になってしまいました。次戦は昨年も好調だったタイでのレースなので、楽しみにしています。精一杯頑張りますので、引き続きご声援をお願いします」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「Really tough race from the beginning to the end. We had a brand new set-up with which we never did any long run in Suzuka and it was not perfect. We were struggling a lot with rear grip and our lap time was not quick enough to fight for the points. The good thing is that we will be light for Thailand where we need a good result.」

「今日はスタートからチェッカーまで本当にタフなレースでした。鈴鹿でのロングランをやったことがありませんでしたし、残念ながらこのレースのための新しいセットアップも完璧ではありませんでした。リアのグリップという点では苦労しましたし、ラップタイムもポイントを獲得するためには残念ながら速くはありませんでした。次のタイ戦ではいい結果を残したいです」

※次戦は10月8日・9日にチャン・インターナショナル・サーキット(タイ)で行なわれます。



Privacy Policy
contact sitemap