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2017 SUPER GT RACE REPORT

第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE第1戦 OKAYAMA GT 300km RACE

予選
会場:岡山国際サーキット
日付:2017年4月8日(土)
天候:曇り
予選結果:12位
観客動員数 : 9,700人

徐々にタイムアップするも、ポジションは12位

GT500クラスの全車が新型となった2017シーズン。Epson Nakajima Racingは4年目となったベルトラン・バゲットに加え、ベテランの松浦孝亮を起用し、反撃のシーズンとしたいところ。

岡山国際サーキットでの初戦、予選日の上空は朝から分厚い雲に覆われた。GT300クラスのQ1が開始されてまもなくすると、コース上に雨が落ち始めたことでウエット宣言が出されたが、すぐに雨は止み、全車スリックタイヤを装着して予選開始を待つ。

Epson Nakajima RacingのQ1を担当したのはバゲット。GT500クラスのQ1がスタートして約5分経過後、バゲットはいよいよコースインをして、アタックを開始する。タイヤを入念に温めながら徐々にタイムアップさせていき、計測5周目に練習走行のタイムを約1秒も縮める1分19秒269をマークしたが、ポジションは12位となり、Q2に進出することはできなかった。


総監督 中嶋 悟コメント

「万全とは言えない状況でしたが、バゲットは何とか懸命のアタックを見せてくれました。Q2に進出することはできませんでしたが、差は大きくないと思っていますので、明日の決勝レースは根気よくチェッカーを目指したいと思います」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「I have mixed feelings after today's qualify. I'm happy about the position as Okayama as always been a very difficult track for us but I feel like we could have done slightly better. I struggled with a lack of rear grip during qualify. We need to work and improve that for tomorrow's race. Anyway it's a good way to start the season and we'll try to gain some positions to finish in the points tomorrow!」

「今日の予選は複雑な気持ちになりました。いつも苦戦している岡山でこのポジションを獲れたことは嬉しいですが、もう少しだけ改善の余地はあったかと思います。予選中にリアのグリップが足りないことでもどかしさはありました。明日のレースの為に改善しなくてはならないです。どちらにしても、シーズンのスタートとしては良かったと思います。そして明日のレースではポジションをいくつか上げてポイントを得るべく頑張りたいと思います」


松浦 孝亮選手コメント

「シーズンオフの開発は苦しいものでしたが、苦手としていた岡山で12番手というポジションでした。ただし、トップとの差を考えると、優勝を目指している以上、ホッとはできませんが、良い兆しが見えてきていると思います」



決勝
日付:2017年4月9日(日)
天候:曇り
決勝結果:12位
観客動員数 : 17,300人

終始荒れた開幕戦、次戦に巻き返しを誓う

今シーズンから決勝日朝のフリー走行時間の設定がなくなり、レース前の20分間のウォームアップ走行のみで、レースがスタートすることに。決勝日は曇り空ながらも、雨が落ちることはなく、ドライコンディションでのバトルが展開された。

Epson Nakajima Racingのスタートドライバーはバゲット。岡山県警が先導するパレードラップの後、フォーメーションラップが始まったが、NSXの他の1台にマシントラブルが発生し、さらにポールポジションのNSXにもトラブルが発生したことで赤旗が提示され、スタートがやり直されることに。ホームストレートで隊列を整えようとしているタイミングでEpson Modulo NSX-GTにも同様のトラブルが発生してしまう。やむなく一旦、ガレージにマシンが戻され、トラブルの処置を行なう。レースは1周回減算の81周となり、セーフティーカー先導でスタートが切られることに。

Epson Modulo NSX-GTは修復に時間を要し、その間にさらにもう1台のNSXが同じ症状で戦線を離脱、Honda勢にとっては悪夢のような序盤となった。

トップ集団が23周を過ぎる頃、何とかトラブル処置を終え、バゲットはコースに戻り、周回をしていく。54周目にはクラッシュ車両が発生し、セーフティーカーが導入されるなど、終始荒れた開幕戦となったが、Epson Modulo NSX-GTは残り24周というところで松浦にドライバーチェンジ。チェッカーまでマシンを運び、何とか規定周回数を走り切り、12番手でチェッカーを受けた。



総監督 中嶋 悟コメント

「信じられない光景が次から次に映し出され、言葉がありませんでした。ただ、起こってしまったことはしっかりと受け止めて、次戦に引きずらないようにしなければなりません。ご声援をいただいている多くの方々には本当に申し訳ない内容になってしまいましたが、次の富士ではいいレースができるよう準備をしていきます」


ベルトラン・バゲット選手コメント

「Everything went wrong even before the start. We had a problem with throttle and we had to push the car back in the pit to repair it and we lost 24 laps. After that lap times in the race were really good and encouraging for the next races so we'll keep working hard and come back stronger!!」

「スタート前からすでに全てが悪くなっていました。スロットルに問題を抱えていて、その問題を直すためにピットにマシンを押し戻さなければなりませんでした。そしてその間に24周を失ってしまいました。その後のレースのラップタイムはとても良く、次のレースを勇気づけるものでしたので、我々はこれからも強くなれるよう一生懸命努力し続けます」


松浦 孝亮選手コメント

「ホンダ陣営としては非常に残念な週末となってしまいました。昨日の16号車と同じトラブルで、事前に対策はしていたものの、同じ問題が起きてしまい、他に問題があると考えられます。しかし、我々にとって岡山は苦手だったサーキットでしたが、オフの間のタイヤ開発の成果もあり、今までにないレースペースで走ることができました。結果20数周遅れではありますが、自分たちとしては開発の方向が正しかったことは証明できましたし、1つ1つ課題をクリアしていくステップは進んでいくことができたと思います。次の富士も楽なサーキットではないですが、なんとかポイント獲得に届くようにチームとダンロップと協力して準備をしたいです」

※次戦は5月3日・4日に富士スピードウェイで行なわれます。



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