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Report レースリポート

2018 SUPER FORMULA RACE REPORT

第6戦 岡山国際サーキット第6戦 岡山国際サーキット

予選
会場:岡山国際サーキット
日付:2018年9月8日(土)
天候:雨
予選結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:14位
 #65 伊沢拓也:15位
観客動員数 : 5,400人

カーティケヤンがQ2に進出するもトラブルに見舞われる。

今シーズンも残り2戦となったSUPER FORMULA。第6戦は、岡山国際サーキットで開催される。この週末は雨の予報が出され、予選日も朝から生憎の雨に見舞われた。

 雨が降ったり止んだりのウエットコンディションで9時45分からフリー走行が行なわれ、予選に向けての確認作業を行なった。その後、雨は強くなったり止んだりを繰り返しながら、公式予選はウエット宣言が出されながらも、雨は止んでいる状況で行なわれた。まずは、Q1。TCS NAKAJIMA RACING の2台は、スタートと同時にコースインをして、ウエットタイヤを入念に温めていく。4分が経過する頃、他チームの2台がコースアウトしたため赤旗が提示される。車両回収後、Q1は再開され、64号車ナレイン・カーティケヤンは13番手でQ2へ進出を決めたが、65号車伊沢拓也は15番手となり、ここで予選を終えることに。

今にも雨が落ちてきそうな分厚い雲に覆われた天候の中、Q2がスタート。カーティケヤンは、ウエットのニュータイヤを履いてコースインをしたが、エンジンにトラブルが発生し、そのままピットに戻る。再度コースインをしたものの、トラブルは解消されておらず、結局、アタックをすることができずに14番手で予選を終えた。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「伊沢はフリー走行から大きくバランスが変わってしまいQ1敗退、ナレインはエンジントラブルでQ2のアタックができず、非常に残念な予選となってしまいました。明日も天候が不安定のようですが、できる準備はすべて行なって決勝に備えたいと思います。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「Today our car was good, but the qualifying was in bad condition. Unfortunately, we had some engine problems. So, we couldn't make enough rap for the qualifying 3. I will do my best tomorrow. Thank you. 」

「車の調子は朝からとても良かったのですが、予選は難しいコンディションでの走行となってしまいました。さらに不運なことに、エンジントラブルに見舞われてしまいました。そのため、Q2でアタックができずに敗退となってしまいました。明日は切り替えて、レースでベストを尽くします。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「朝のフリー走行からあまり速さがなく、残念ながらQ1で敗退となってしまいました。明日は、天候を含めて荒れたレースになると思うので、何とかもう少しいいペースを見つけられるように準備したいと思います。」




決勝
日付:2018年9月9日(日)
天候:雨
決勝結果:
 #64 ナレイン・カーティケヤン:13位
 #65 伊沢拓也:14位
観客動員数 : 8,000人

セーフティーカー導入が相次ぐ、雨の中の決勝戦。

予報通りに決勝日も朝から雨に見舞われた岡山国際サーキット。前日より雨は段々と酷くなる予報で、フリー走行前にスケジュールの変更とレース周回数が54周に変更となることが発表された。

フリー走行では赤旗が提示されるクラッシュがあったり、スタート練習がキャンセルになりながらも、各車が走行を重ねて決勝に備える。

スケジュールの変更により10分早く始める予定だった決勝は、雨が一向におさまる気配がなく、スケジュールディレイを繰り返し最終的には当初の予定より50分遅れの14時55分にセーフティーカースタートで開始されることに。強い雨が降る中、14番グリッドのカーティケヤンはエンジンストールをして最後尾となったが、15番グリッドの伊沢は13番手でセーフティーカーランを続けていく。雨は依然として強く、7周が経過すると赤旗が提示されレースは中断となる。しばらく待機となるが、雨は小康状態となったため16時10分に残り時間51分23秒でレースが再開されることになる。引き続きセーフティーカー先導で走行を続け、12周目の終わりにセーフティーカーのライトは消され、いよいよレースは実質的にスタートとなる。雨が降り続くなか、伊沢は14周目にスピンを喫し最後尾に、これでナレインは18番手となる。20周目、ナレインは前のマシンを果敢にパスし17番手に。22周目に伊沢も同じく前のマシンを捕らえ18番手に。翌周、最終コーナーで2台が絡むアクシデントが発生し、セーフティーカーが導入される。2台はそれぞれポジションを上げて、ナレインは16番手、伊沢は17番手に。27周目にレースは再開され、前の1台がピットインを行なったのと、スピンをしたマシンがあり、さらに2つポジションを上げ、ナレインは14番手、伊沢は15番手に。そのスピン車両のために再びセーフティーカーが導入され、そのままの状況でレース終了時間となりチェッカーとなった。なお、レース後にペナルティを受けたマシンがあり、それぞれ1つずつ順位を上げて、最終結果はカーティケヤンが13位、伊沢が14位となっている。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「予選からいい流れが掴めず、その流れを引きずり、レースも厳しいものとなってしまいました。悪天候でコンディションが良くない中、たくさんのファンのみなさまにご声援をいただき、非常に感謝しております。次戦もよろしくお願いいたします。」


#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント#64 ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「Today the weather condition was terrible. Actually, we could not see clearly anything so nobody could overtake. We tried best but there were some deep puddles on the track. Thank you.」

「悪天候でのレースとなってしまいました。視界が悪く、これではオーバーテイクは難しいと感じていました。ベストを尽くしはしましたが、コース上に幾つも深い水たまりがあり、難しいレースとなりました。また次戦、切り替えて頑張ります。」


#65 伊沢拓也選手コメント#65 伊沢拓也選手コメント

「難しいコンディションの週末でした。予選からの悪い流れを断ち切ることはできませんでしたが、決勝レース中のペースは今週のウエットの走りのなかでは一番調子よく走ることができたので、結果は出ませんでしたが収穫はあったと思います。残り1戦となってしまいましたが、いいレースができるように頑張りたいと思います。」


※次戦は10月27日・28日に鈴鹿サーキットで行なわれます。



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