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2019 SUPER GT RACE REPORT

第5戦 富士スピードウェイ第5戦 富士スピードウェイ

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2019年8月3日(土)
天候:晴
予選結果:7位
観客動員数 : 22,500人

好調な走りでQ2進出を果たす

シーズン後半戦に突入したSUPER GT。第5戦は5月に第2戦が行なわれた富士スピードウェイで、今大会の決勝はシリーズ最長となる500マイル(約807km)で争われる。

気温31℃、路面温度が40℃を超える酷暑の中、15時10分に公式予選Q1がスタートする。Modulo Nakajima RacingのQ1アタックドライバーは牧野任祐。牧野はピットでしばらく待機をしたのち、残り時間が8分を切る頃にコースインをしてタイヤをウォームアップしていく。計測2周目に1分29秒553をマークし、公式練習のタイムを更新し、その翌周にはさらにタイムを縮めて1分29秒287で5番手となり、今シーズン初となるQ2への進出を決めた。

公式予選Q2を担当するのはナレイン・カーティケヤン。カーティケヤンはSUPER GT初の予選アタックに臨む。Q2が開始すると、カーティケヤンは徐々にタイムを上げ、計測3周目に1分31秒673をマークする。最後のアタックに入ろうとした頃、ライバルの1台が1コーナーでコースアウトし、赤旗が掲示されてQ2が終了。カーティケヤンは7番手タイムとなった。


総監督 中嶋 悟コメント

「初めてのQ2進出で、素直に嬉しいです。Q2はアタック前に赤旗となってしまったので、仕方がありません。明日は長いレースで、暑さも厳しいですが、なんとか粘って上位フィニッシュできるように気持ちを引き締めて頑張りたいと思います」


ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「I’m happy because it was the first time we made it through Q2 and we are starting from the 7th position tomorrow. This morning we had the tire simulation and the feeling was quite good. Let’s see tomorrow is the long race.」

「Q2を通過したのは初めてで、明日は7位の位置からスタート出来るので嬉しいです。今朝、タイヤのシミュレーションを行なって、かなり良い感触でした。明日のレースは長いのでどうなるか、ですね」


牧野 任祐選手コメント

「朝のフリー走行から手ごたえがあり、予選でもミスなくほぼ完璧に走ることができて満足しています。5位でQ1を通過しましたが、周りと比べても遜色ないと思います。テストを踏まえて今までと違うタイヤを投入して、レースに向けても手ごたえはあります。生き残って、チェッカーを受けて、完走すれば結果をついてくると思うので、まずはミスなく走り切りたいと思います」



決勝
日付:2019年8月4日(日)
天候:晴
決勝結果:10位
観客動員数 : 38,100人

過酷なコンディションでの決勝。シリーズ最長のレースを走り切る

決勝日も朝から気温が上昇し、決勝が始まる頃には気温33℃、路面温度51℃と過酷なコンディションのなか、177周の決勝レースがスタートを切る。

Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーは牧野。牧野は1周目を終えると6番手までポジションを上げ、翌周にも1つポジションを上げ5番手に。さらに3番手争いをしている2台の隙をついて3番手を奪取することに成功する。牧野は、タイヤマネージメントをしながら安定したラップを刻んでいくなか4番手にポジションを落とすが、後方との差を少しずつ築いていく。

30周目に1回目のピットインを行ない、ドライバーはカーティケヤンに交代。そのカーティケヤンはプッシュしながら走行し15番手から少しずつポジションを回復し40周を終える頃には11番手に。相変わらず過酷なコンディションの中、懸命に周回をしていくが50周頃には14番手に。少しずつポジションを戻しながら、2回目のピットインのタイミングを迎え、60周目にピットに入り、再び牧野にドライバー交代を行なう。引き続き厳しいコンディションが続くが、牧野は安定したペースで周回をしていくが、クラッシュ車両がありセーフティーカーが導入される。80周目にリスタートとなり、この時点でのポジションは12番手、粘り強く前を追随していく。

Modulo Nakajima Racingは177周の折り返しを迎える頃には8番手を走行。その後3回目のピットインを行ない、カーティケヤンが再びステアリングを握り、コースインをする。この直後に他車にアクシデントが発生し2回目のセーフティーカーが入ることに。リスタートのあと、カーティケヤンは300クラスのマシンとの接触があり、牧野が最後のスティントを走行していたところにドライブスルーペナルティが課されることになり、そのペナルティを消化。さらに、マシンにトラブルも発生したが、10番手でチェッカーを受けることになり、2ポイントを獲得して長い第5戦を終えた。



総監督 中嶋 悟コメント

「暑くて長いレースでしたが、なんとかポイント獲得で終えることができました。もちろん満足はしていませんが、一歩一歩前進していくしかないので、次戦も進歩したところをお見せできるように頑張っていきたいと思います。暑い中、たくさんのご声援をいただき、本当にありがとうございました」


ナレイン・カーティケヤン選手コメント

「Tires were very good, much better than previous ones this weekend. I made some mistakes and unfortunately got a drive-through penalty when I had some pick up on a tire, slid, and hit a GT300 car. I’m sorry for the teammate because it could have been better this time.」

「今週末、タイヤは以前のものよりずっと良かったです。ミスをしてしまい、タイヤが何かを拾って車がスライドして、GT300クラスの車両に接触してしまい残念ながらドライブスルーのペナルティを受けてしまいました。今回はもっと良くなるはずだったので、チームメイトには申し訳ないです」


牧野 任祐選手コメント

「スタート後ペースよく走れて何台かパスすることもできましたが、後半はマシンのダメージのせいもあったかもしれませんが、路温が下がったこともあり、マッチングがよくなかったと思います。この週末を全体的に考えると、Q2にいくこともできたし、ペース的にはよかったと思いますので、ポジティブな週末だったと思います。さらに良くなるように次戦も頑張ります」

※次戦は9月7日・8日にオートポリスで行なわれます。



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