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2023 SUPER GT RACE REPORT

第4戦 FUJI GT 450km RACE第4戦 FUJI GT 450km RACE

予選
会場:富士スピードウェイ
日付:2023年8月5日(土)
天候:晴
予選結果:8位
観客動員数:20,200人

太田が公式練習のタイムを大幅にアップさせるアタックを見せ、Q1突破。
Q2でも伊沢がミスのないアタックでまとめ、8番手スタート。


第3戦から約2ヵ月のインターバルを経て第4戦が真夏の富士スピードウェイで開催される。Modulo Nakajima Racingは、ここまで開幕戦での1ポイント止まりで厳しい戦いを強いられているが、何とか立て直して前半戦の締めくくりとなるレースをしたいところ。

予選日は朝から30℃を超える気温で、午後になると少し涼しさを感じる時間帯もあったが、ドライコンディションの暑い1日となった。

公式予選Q1を担当するのは太田格之進。太田は4番手だった公式練習のタイムを大幅にアップさせるアタックを見せ、1分28秒478で7番手タイムをマークし、開幕戦以来のQ1突破を決めた。Q2では伊沢拓也がアタック、ミスのないアタックで1周をまとめたがポジションは8番手となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「Q1突破はみんなで頑張った結果だと思います。まだトップとのタイム差はありますが、着々と進んできていると感じています。明日は450qの長いレースですが、頑張って上位を目指したいと思います。」


伊沢 拓也選手コメント伊沢 拓也選手コメント

「Q2のアタック、大きなミスはありませんでしたがタイム的には出し切れていませんでした。温度が変わっていたり、コンディションのわずかな変化が影響した部分もあるとは思いますが、僕のアタックも完ぺきとは言えなかったです。午前中の練習走行ではロングランのチェックもしましたが、それもフィーリングは良かったので、明日はうまくレースを戦っていきたいですね。」


#65 太田 格之進選手コメント太田 格之進選手コメント

「セクター2までは自分としても気持ちよく、いい感じに走れていたのですが、セクター3でミスをしてしまいました。個人的には悔しいアタックですが、Q1を突破できたことはまず良かったです。それだけチームとDUNLOPさんがいいクルマといいタイヤを用意してくれた結果だと思っています。自分のアタックを振り返ると、セクター2まで速さを見せられた部分は良かったですが、最後までミスせず走りをまとめきるという部分では、次の鈴鹿に向けての課題が残りました。でも何より、きちんとバトンを繋げられて良かったです。」



決勝
日付:2023年8月6日(日)
天候:晴/雨
決勝結果:2位
観客動員数:30,200人

目まぐるしく変わるコンディションを味方にして、表彰台をかけたバトルを展開。
正式結果は2位、2020年第7戦もてぎ以来の嬉しい結果となる。


不安定な天候となった決勝日。明け方は青空が見えていたものの、ピットウォークが始まる頃には大粒の雨が落ち、一気に路面を濡らす。雨は一時は止んだものの、その後も降ったり止んだりを繰り返しながら、決勝レースのスタート時刻を迎えることに。止んでいた雨がグリッドウォークが始まるとまたも大粒の雨で路面を濡らし、全車ウエットタイヤを装着し、セーフティーカーの先導で100周のレースがスタートを切る。

Modulo Nakajima Racingのスタートを担当するのは伊沢。3周目にセーフティーカーがピットに戻り、いよいよ実質のレーススタートとなり、伊沢はペースアップさせて周回していく。10周を終える頃には6番手へ順位を上げるが、雨が止んできてタイヤが厳しくなってきてパスされるシーンもあり、12周目に1回目のピットストップを行なう。ここではスリックタイヤに交換し、ドライバーはそのまま伊沢がコースに戻り、抜きつ抜かれつのバトルを展開し、11番手を守って周回していく。35周目にコース上でアクシデントが発生し、セーフティーカーが導入される。41周目にリスタートとなり、伊沢は堅実な走りで10番手争いを繰り広げながら56周目に2回目のピットインを行ない太田にドライバー交代する。その太田は15番手でコースに戻って周回していく。残り周回が3分の1となった頃、300クラスの車両のトラブルで2回目のセーフティーカーが導入される。車両火災が発生したため、赤旗となりレースが中断、その中断中に激しい雨が降り始めたため、レースの再開が延長される。16時30分にようやくセーフティーカー先導でレースが再開、このタイミングで通常赤旗中に行なえないタイヤ交換が許可されたためウエットタイヤへ交換を済ませてリスタートする。太田はリスタート直後からペースを上げて1台をパス、その2周後にも1台パスして、この時点で12番手。さらに目まぐるしく変わるコンディションを味方にして、ルーキーらしからぬ冷静な走りで1台、また1台とパスしていき、残り10周を切った頃には6番手に。そして、さらに2台を捉えて4番手となり、表彰台をかけたバトルが最終周まで繰り広げられたが惜しくも4位でチェッカーとなった。

レース後、上位2チームにピット作業違反が判明したためペナルティの裁定が下りModulo Nakajima Racingは2位に繰り上がり、2020年第7戦もてぎ以来の嬉しい結果となった。


総監督 中嶋 悟コメント

「天候を含めていろいろなことがあったレースで、4位でチェッカーを受けたのですが、他車のペナルティにより2位という結果になりました。特に最後のスティントでコンディションが味方してくれたことが大きかったと思いますが、もちろんドライバーをはじめみんなの頑張りで掴んだ結果だと感じています。今日は表彰台に上がる姿をお見せすることができない2位だったので、次はそれを成し得るよう頑張っていきます。コンディションが大変な中でしたが、たくさんのご声援をありがとうございました。」


伊沢 拓也選手コメント

「僕たちのタイヤとクルマに合っているコンディションだった時が多かったので、そういう場面ではすごくいい走りができました。ドライではしんどい部分もありましたが、ミスなくつなげることができましたし、最後の30周、太田選手が持てる力を出し切ってくれて、素晴らしい走りで大きく順位を上げてくれました。今シーズンはここまで、ポイントを獲るのも難しい状況が続いていた中で、非常にいいレースが出来ました。正式結果の2位は、他チームのペナルティでラッキーな部分もありますが、自分たちがしっかりと戦った結果ですし、チームとしてもDUNLOPとしても、僕としても素直に嬉しい結果です。応援ありがとうございました。」


太田 格之進選手コメント

「レース後に正式結果で2位に上がったと聞いて、最高の気持ちです。正直なことを言えばきちんと3位以内でゴールして表彰台に乗りたかったですが、それでもしっかりと追い上げて4位でゴールしたからこその結果です。この結果がチームをさらに加速させると思うし、みんなが喜んでくれたことが嬉しいです。伊沢さんにとって久しぶりの2位で、僕もGT500の4戦目で2位という結果を得られるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。次戦は30kg以上のサクセスウェイトを積むので、また頑張っていきたいと思います。応援ありがとうございました。」


※次戦は8月26日・27日に鈴鹿サーキットで行なわれます。



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