トップ > レース > レースレポート > SUPER GT 第5戦 SUZUKA GT 450km RACE

Report レースリポート

2023 SUPER GT RACE REPORT

第5戦 SUZUKA GT 450km RACE第5戦 SUZUKA GT 450km RACE

予選
会場:鈴鹿サーキット
日付:2023年 8月26日(土)
天候:晴
予選結果:4位
観客動員数:12,500人

厳しい暑さの中、シーズン後半戦に突入。果敢な攻めを見せ上位グリッドを獲得。

SUPER GTは2023シーズンの後半戦に突入し、このレースを入れて残り4戦となる。Modulo Nakajima Racingは前戦の富士で、荒れた展開の中粘り強く走り2位を獲得し、波に乗って今回も上位フィニッシュを目指して戦う。なお、今回も450qレースで2回の給油義務がある。

予選日の鈴鹿サーキットは快晴で、朝の時点で気温は33℃ほどだったが、湿度が高く蒸し暑い1日となった。公式練習では、Modulo NSX-GTは12番手タイムとなったがGT500クラスの15台が0.8秒以内におさまる混戦模様で、予選に注目が集まる。Modulo Nakajima Racingの公式予選Q1を担当したのは太田格之進。太田はミスなく攻めて4番手タイムとなり、前戦に続きQ2へ進出を決める。Q2でアタックをする伊沢拓也は落ち着いた走りながら果敢に攻めて1分47秒212の4番手となった。


総監督 中嶋 悟コメント総監督 中嶋 悟コメント

「毎年暑い鈴鹿大会ですが、今日も本当に暑い中、ドライバー2人がきっちりと仕事をしてくれました。彼らの頑張りに尽きますが、それを支えるスタッフもミスなく動けた結果だと思います。明日も450qの長丁場となりますが、粘り強く戦って上位でチェッカーを受けられるように全力を尽くしたいと思います。」


伊沢 拓也選手コメント伊沢 拓也選手コメント

「朝の公式練習ではあまり調子が良くなかったのですが、予選に向けてインターバルでしっかりアジャストができました。自分自身のアタックを振り返ると、もう少し詰められる部分はあったかとも思いますが、朝の状態からの差が大きい中でミスなく走ることもでき、結果的に上位グリッドを獲得できたので良かったです。ポディウムを狙える位置からスタートできるので、明日は最後まで頑張ります。」


#65 太田 格之進選手コメント太田 格之進選手コメント

「今回に向けて調整してきたことがコンディションに上手くはまらなかったのか、公式練習のフィーリングが悪く、Q1突破も厳しいかもしれないという感触でした。でもそこから、チームは大幅にクルマを変えてくれて、ドライバーもテストのオンボードを見返したりしてイメージを作り、とにかくいいアタックをしようと集中しました。結果的には4番手で伊沢選手につなげることができ、いいタイムが出せて良かったです。Q2の伊沢選手のアタックも素晴らしかったです。明日は長いレースなので、ミスなくやれることをしっかりやっていきます。」



決勝
日付:2023年8月27日(日)
天候:晴
決勝結果:8位
観客動員数:20,500人

長いレースを通してしっかりと戦い切り、大きな手応えを掴む。
残り3戦、この流れを維持しさらに上位を目指す。


決勝日も前日に続き暑さに加え、湿度が高く蒸し暑い1日となった鈴鹿サーキット。14時45分に白バイとパトカーのパレードラップの後、いよいよ450kmの決勝レースがスタートを切る。Modulo Nakajima Racingのスタートドライバーは伊沢。伊沢はポジションキープでオープニングラップを終える。後方の車両に猛プッシュされながらも、なんとかポジションを守って走行していく。12周目に300クラスのマシンのアクシデントでFCYが出されたが、すぐに解除となり周回を続ける。この間にピットインを行なったマシンがあり、伊沢は3番手に。15周目に1台にパスされたさが、懸命にバトルをしながら周回していく。上位のマシンのピットインで、再び3番手を走行していた26周目にピットインを行ない、太田にドライバー交代、タイヤ交換、給油を済ませてコースに戻る。

交代した太田は早い段階でペースを上げて周回を重ねていく。太田はピットインのタイミングが他と異なることもあり、少しずつピットに入るマシンで徐々にポジションを上げる。タイヤのピックアップを訴えるシーンもあったが、できるだけペースをキープして周回し、30周を過ぎると9番手、40周を迎える頃には5番手とポジションアップさせ、46周目に2回目のピットインを行なう。ここではドライバー交代なしで、タイヤ交換と給油のみでチームは太田を送り出す。11番手でコースに戻った太田は、数周で9番手までポジションを上げ、その後も前を捉えようと懸命に周回していくが、なかなか捉えることができない我慢の周回が続く。徐々に前に迫っていきながらも450qのレースが終わりを迎え、9位フィニッシュとなった。なお、レース後の再車検で失格になった車両があり、ポジションが繰り上がったため、正式結果は8位となった。


総監督 中嶋 悟コメント

「みんな、よく頑張ってくれました。同じ8位でも今までとモノが違い、戦った結果の8位で、いいレースをしたと思います。次戦に期待が持てる内容だったので、しっかりと次に繋げられるようにまた準備をしていきます。暑い中、たくさんのご声援をありがとうございました。」


伊沢 拓也選手コメント

「予選の順位から下がってしまった理由はこれから検証する必要がありますが、ドライコンディションのレースで言うと、戦った結果を出せました。内容としては非常に良かったと思っています。ここからまだまだレベルアップしなければならない部分はありますが、他のチームと戦えるレースができたのは大きな収穫だったと思います。残り3戦もこの流れを維持して戦っていきたいです。」


太田 格之進選手コメント

「3号車と37号車を2台まとめて抜いたり、他の部分でも前を詰めていくことができました。ペースも一貫してよかったです。もう少しだけ歯車がかみ合えば、もっと上で戦えると思いました。前回2位という結果を手に入れられましたが、今回はドライコンディションでベストなレースができました。結果は悔しいですが、内容には満足しています。SUGOは得意なコースだと思うので、さらにいい結果を目指して頑張ります。」


※次戦は9月16日・17日にスポーツランドSUGOで行なわれます。



Privacy Policy
contact sitemap