シリーズ名:2008 オートバックス SUPER GT(S-GT)
大会名:第5戦・菅生GT300kmレース
距離:3.704km×81周
予選:7月26日 曇り    ・観衆:1万6200人(主催者発表)
決勝:7月27日 小雨のち曇り・観衆:3万4800人(  同  )

賞圏内で手堅く周回していたが、他車に押し出されてリタイア
32 EPSON NSX  予選12位 決勝リタイア
例年猛暑となる菅生ラウンド。今年は夏の陽射しは影をひそめ、霧が発生し、肌寒いようなコンディションとなった。
準備していたタイヤの威力を発揮するには,路面温度が低すぎた。 決勝は、他車に押し出されコースオフ。後半スティントを走る予定だった平中選手は、残念ながら出番はなかった。

東北地本の南部に居座った前線の影響か、まるで戻り梅雨のような空模様となった7月26〜27日、仙台郊外にあるスポーツランド菅生では、スーパーGT(S-GT)のシリーズ第5戦が開催された。東北地方では年に1度きりの開催であり、夏休みに入ったことも手伝って、不安定な空模様の中、菅生には5万人を超えるファンが詰めかけ、世界最速にして最強のハコ車レースを心行くまで楽しんでいた。
例年7月下旬に開催される菅生ラウンドは、セパンなみの熱いレースとなるのが通例だった。だが今年は、折から東北地方南部に居座った前線の影響から、夏の日射しは影を潜め、気温も20〜24℃。路面温度も30℃に満たない肌寒いようなコンディションとなった。
このS-GTでは、予選と決勝(最初のスティントで使用するタイヤ)は、金曜日に登録することになっている。タイヤメーカーと相談して週末持ち込むタイヤを決定するために、今回のように予想外のコンディションとなると、エンジニアは頭を悩ますことになる。
雨に見舞われた金曜日の練習走行では、ダンロップのレインタイヤがベストマッチ。2番手に1秒以上の大差をつけ、チームのモチベーションを引き上げる結果となっていた。
ところが、土曜日の公式予選はコンディションが一転する。前夜からの雨で早朝には濡れていたコースが、サポートレースの予選走行などもあって、S-GTの1回目の予選が始まる頃までにはライン上からドライに変わっていった。ただし、路面温度は26〜27℃程度で、選んだタイヤが威力を発揮するには路面温度が低すぎた。それにドライコンディションでのセットアップも不充分で、いつものようにロイックが、GT500クラスの専有走行時間帯にフルアタックしたものの、期待したほどにはタイムは伸びてこない。トップから1秒余り後れを取ってしまい、ポジションは12番手に留まってしまい、今シーズン5戦目にして初めて、スーパーラップ進出を逃してしまった。

  決勝レースが行われる日曜日も、不順な空模様で明けた。朝のフリー走行はウェットコンディションだったが、決勝は再びドライに変わっていた。ただし気温は23〜24℃、路面

温度も25〜27℃と、公式予選が行われた前日なみのコンディションが保たれており、苦戦することが予想された。だが、スタートと前半のスティントを担当したロイックは、1周のローリングから絶妙のダッシュを見せ、10番手でオープニングラップを終えている。
その後も、マシンのパフォーマンスを最大限に引き出しながら、ロイックは周回を続けていった。その後もステディな走行を続けていたロイックだったが、8番手までポジションアップした直後の37周目、後方から激しくチャージしてきたマシンにプッシングされ、馬の背コーナーでコースオフ。何とか再スタートを試みたロイックだったが、マシンのダメージは大きくその場でレースを終えることになった。

2戦連続のリタイアだが、今はもう気持ちを切り替えるしかない。次戦は第6戦の鈴鹿1000km(8月23〜24日)。シリーズでも屈指の暑くて長い、タフなバトルなるはずだが、流れを変えるには、もうここしかない!
●EPSON NAKAJIMA RACING総監督 中嶋悟のコメント
詳しいことは、まだドライバーから直接には聞いていませんが、馬の背で後方のマシンに押し出されてしまいました。
例年ほどには気温も路面温度も上がらず、また金曜日にドライで走り込むことができずドライタイヤとコンディションに合わせ込むことが出来ませんでしたね。それで、厳しくて、そして残念なレースになってしまいました。次は鈴鹿の1000kmです。シリーズも、これで後半戦となるので、是非とも好成績を残したいところです。月末にはもてぎでテストもあるから、マシンを仕上げて鈴鹿に臨みたいですね。
※次戦は、8月23日〜24日、三重県鈴鹿サーキットで開催されます


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